緑川 – 緑川酒造


完全冷房設備により、仕込み蔵まで低温管理。

じっくりと時間をかけて熟成された酒は、深いコクと澄みきった飲み口が特徴。

特約店のみの限定流通となっている

 

知る人ぞ知る、隠れた真の名酒

 

 

取り扱い商品一覧

松蔵屋で取り扱っている「緑川」商品をご紹介。気になる商品がありましたらぜひ一度ご賞味あれ。

 


緑川 正宗 純米
麹米に「こがね米」というもち米を使用し、燗酒専用に仕込みました。味にふくらみと甘みを出した酒

緑川 涼暖生
お燗でも美味しく飲める、珍しい生酒。香り豊かで落ち着いた味に仕上がっています。また、キレと特有の旨みがあり、お燗でもお楽しみいただけます。

緑川 緑 純米吟醸
雪の貯蔵庫で半年間、瓶内熟成して限定発売。ハリがあり、キリッと締まった飲み口に仕上がっています。

緑川 緑 吟醸
0℃の雪の貯蔵庫で熟成され柔らかな飲み口に仕上がった、香り豊かな熟成酒。

緑川 緑 純米吟醸 生
生のまま約0℃に保たれた雪洞で貯蔵した酒。フレッシュな風味と、生酒特有のなめらかな口当たり、幅のある味わいが特徴です。

緑川 大吟醸
5℃の低温で2年間瓶内熟成し、並外れたキメの細かさ。高貴とも思わせる香りを極めた大吟醸酒。

古緑川 純米吟醸
純米吟醸をゆっくりと低温発酵させ、約10年、低温で貯蔵した古酒。柔らかな風味が特徴です。

緑川 純米吟醸
蔵に住み着いている蔵つき酵母の中から、最も香りの高い酵母を培養して仕込んだお酒です。香りが存分に活かされています。

緑川 清酒
緑川の原点ともいえる、最も「緑川」らしいお酒。淡麗な酒質の中に、ほのかに、そして柔らかに感じる味わい。

緑川 本醸造
淡麗な酒質と旨みが絶妙に調和した味わいに魅了されたファンは数知れず。冷でも燗でもおすすめ。

緑川 純米
口の中に広がる熟成香はキメが細かく、舌触りの柔らかさが特徴。燗で飲む場合はぬる燗がおすすめです。

緑川 吟醸
低温で1年間熟成し、落ち着いた丸みのある飲み口と旨みを追求したお酒。

 

酒蔵紹介

名声で選ぶのではなく、味で選んでほしい

 

その酒蔵は、県内でも有数の豪雪地帯である魚沼市にある。

名米の魚沼産コシヒカリが育つ田園に囲まれ、すぐそばを信濃川最大の支流である魚野川が流れており、自然に恵まれた土地だ。「人の手で造る」という酒造りの本質を守りながらも、冷蔵設備による綿密な温度管理で安定した酒造りを行っている。

また、人とのつながりを意識し、「顔の見える商売を」とのことから、インターネットでの販売は避け、特約店のみとの限定流通という形をとっている。

自社のホームページも持たないという徹底ぶりだ。インターネットが発達したこの現代では、まさに「隠れた」名酒である。

厳選された特約店だけに販売されている「緑川」。どんなこだわりを持って酒を醸しているのか。ご紹介したい。

 

「量」より「質」

緑川酒造はかねてより「気候の変化などに影響されない、品質の安定した酒造り「を行っている。それを象徴するものが、徹底された温度管理だ。

なんと、蔵全体が巨大な冷蔵庫のような構造になっている。

普通酒・本醸造酒と吟醸・大吟醸酒では貯蔵温度を変えており、前者は10℃前後、後者は5℃以下という温度である。

実はこの温度、他の蔵に比べておよそ10℃近く低い温度設定になっている。

基本的に日本酒は温度が上がる方が熟成しやすい。しかし、緑川ではこうした低温貯蔵の手法をとることで、深いコクがありながらも澄みきった飲み口を引き出すことを可能にしている。

 

 

伝統的で高い技術を持つ越後杜氏。温度は「触った感覚で分かる」そう。技術の高さを思い知らされる

 

 

真冬の緑川酒造。たっぷりと積もった真っ白な雪に冷やされ、限定の「緑」シリーズが完成する。

 

 

 

緑川が評価されるのは蔵だけではない。日本酒造りに最適な風土であることも忘れてはいけない要素の一つ。

雪で浄化された空気と、雪解け水で作る酒造好適米を生産できる環境に恵まれている。また、全国でも有数の越後杜氏の技が受け継がれており、伝統に守られた酒ともいえる。極めつけは、前述したとおり「特約店のみとの限定流通」だ。

全国どこの百貨店でもスーパーでも一切販売せず、きちんとこだわりを持った専門店にのみ販売する、という基準を定めたのは、現在の社長である大平俊治氏。それ故に、造れる生産量しか造らない。一つ一つの工程に、丁寧に取り組んでいる。すべてのこだわりが集約することで、「緑川」のブランドを高めているのだ。

 

「緑川」の今後

大々的に売り出すことはせず、そのうえインターネットにも頼らない。しかし、だからこそ実現できるクオリティの高い「量」より「質」の酒造り。「名声ではなく、味で選んでほしい」という大平社長の言葉は、酒造りと真剣に向き合ってきたからこそ、生まれるのだろうと感じる。1884年創業の深い歴史を持つ緑川酒造。他に見ない、強いこだわりを持ったこの酒蔵の酒は、ぜひ実際に味わっていただきたい。